bashでよく使うショートカットキーまとめ【効率化の基本5選】


bashやターミナルで作業効率を上げるショートカットキーを紹介します。これらはEmacs系キーバインドと呼ばれ、多くのCLIツールで共通して使えます。

カーソル移動

キー 動作
Ctrl + A 行頭へ移動
Ctrl + E 行末へ移動
Ctrl + B 1文字左へ移動(←と同じ)
Ctrl + F 1文字右へ移動(→と同じ)
Alt + B 1単語左へ移動
Alt + F 1単語右へ移動

Ctrl + ACtrl + E は特に使用頻度が高いです。長いコマンドを入力した後に先頭に戻りたいときなどに重宝します。

削除

キー 動作
Ctrl + H カーソル左の1文字を削除(Backspace)
Ctrl + D カーソル位置の1文字を削除(Delete)
Ctrl + W カーソル左の1単語を削除
Alt + D カーソル右の1単語を削除
Ctrl + U カーソルから行頭まで削除
Ctrl + K カーソルから行末まで削除

Ctrl + W は入力ミスした単語をサッと消すのに便利です。Ctrl + U はコマンドを最初から打ち直したいときに使います。

履歴操作

キー 動作
Ctrl + P 前のコマンド(↑と同じ)
Ctrl + N 次のコマンド(↓と同じ)
Ctrl + R 履歴を後方検索(インクリメンタル)
Ctrl + G 検索をキャンセル

Ctrl + R は最強のショートカットの一つです。過去に実行したコマンドを部分一致で検索できます。例えば Ctrl + R を押して docker と入力すると、直近のdocker関連コマンドが表示されます。

その他

キー 動作
Ctrl + L 画面クリア(clearと同じ)
Ctrl + C 現在のコマンドを中断
Ctrl + Z プロセスを一時停止(bg/fgで再開)
Ctrl + Y 最後に削除したテキストを貼り付け(ヤンク)
Tab 補完

Ctrl + Lclear コマンドを打つより早いです。画面が散らかってきたらサッとクリアできます。

CLIツールでの互換性

これらのショートカットはbashだけでなく、多くのCLIツールで使えます。

使える環境の例

  • zsh、fish などの他のシェル
  • Node.js の REPL
  • Python の対話モード
  • Claude Code などのCLIアプリケーション

OS別の注意点

環境 注意点
Linux ほぼすべて問題なく動作
macOS Alt キーは「Option」キー。Terminalの設定で「メタキーとしてOptionを使用」を有効にする必要がある場合あり
Windows Terminal ほぼ問題なく動作
PowerShell 基本は動作するが、一部キーがPowerShell自体に奪われる場合あり
cmd.exe 古い環境では一部動作しないことがある
Git Bash (MINGW) bash同様に動作
WSL Linux環境なので問題なし

Altキー系の注意

Alt + B / Alt + F(単語単位移動)は環境依存が大きいです。確実に使いたい場合は Ctrl 系のショートカットを優先して覚えるのがおすすめです。

まとめ

まずは以下の5つを覚えるだけで作業効率が大きく変わります。

  1. Ctrl + A - 行頭へ
  2. Ctrl + E - 行末へ
  3. Ctrl + W - 1単語削除
  4. Ctrl + U - 行頭まで削除
  5. Ctrl + R - 履歴検索

ホームポジションから手を離さずに操作できるため、慣れると矢印キーやBackspaceに手を伸ばすのが億劫になります。